初心者向け・カメラ設定と「こうやって撮影しろ！」の巻 親指オートフォーカス編

通常、デジイチのオートフォーカスはシャッターを半押しでフォーカス（ピントをあわせる）させるのがデフォルトの設定になっています。
また、フォーカスさせないと（ピントを合わせないと）シャッターが切れない設定になっています。

半押しフォーカスは、シャッターを切るときにブレの原因になるとか、
フォーカスした後に少しカメラを動かして構図を調整したい、という時に「半押しを維持」しないといけない、といった問題があります。

フォーカスしないとシャッター切れないのは、最終的に思ったタイミングでシャッター切れないという事になります。

これを設定をいじることで変更する事ができます。

まずはMENUを開き、鉛筆マークに合わせます。Nikonはどのカメラでも、大体こんな感じです。

まずは「半押しAFレンズ駆動」を「しない」にします。
これでシャッターボタン・半押しでフォーカス、が稼働しなくなります。

続いて、「AF-ONボタンの機能」を、「AF-ON」にします。

先の設定で、ここの「AF-ON」ボタンで「シャッター半押し」と同じ効果になります。

コレつまり、「フォーカス」と「シャッター」を別のボタンにするというワケですね。
D1桁機にはこのボタンが2つあり、どちらでもフォーカスが利くようになります。
位置的に、親指で押す事になるので、「親指オートフォーカス」と呼ばれたりしています。

親指でフォーカス、人差し指でシャッターと、役割を分離させる事で手ブレを減らしたり、親指でフォーカスしつつ、ここという所でシャッターを切る、という事が出来るようになります。

・・・ただし、デフォルトの設定では、このままではシャッターが切れません。（フォーカスしないとシャッター切れない設定）
なので、コレを解除する設定をします。

同じ設定の所から「AF-Sモード時の優先」を「レリーズ」にします。
※デフォルトは「フォーカス」

同じく「AF-Cモード時の優先」も「レリーズ」にします。

コレでお終いです。
Canonとか他のカメラではどうか知りませんが、類似の設定はあるはずです。
この「親指AF」は、プロでも使っている人が多い設定だそうです。