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2016年11月1日火曜日

武奈ヶ岳(ぶながたけ)


武奈ヶ岳(ぶながたけ)
標高:1214.4m
登り:約3.5時間
難易度:★★★★★
※あくまでこのブログ主主観の、初心者向け日帰り登山としての難易度、キツさ、危険度などの総合的な評価です。

滋賀県の、地図で見たときに左側、タテに山脈があります。
大津よりは比叡山(系)、北の方を比良山系(比良山地)、と呼びます。
武奈ヶ岳は比良山系の最高峰。
滋賀県内の山でも最大級です。(ちな、滋賀県最大は伊吹山の1,377m)

琵琶湖側に「琵琶湖バレイ」というスキー場があり、ロープウェイ+リフトで99%登れてしまう山に「蓬莱山」という所があります。
行ったことはないですが、そこから縦走すれば、比較的楽に武奈ヶ岳に行くことができる・・・らしいです。
が、下から登った場合・・・
登山日和情報でほぼ間違いなく、朽木側(約300m)から900m以上登る事になります。



登山日和では2時間半強、みたいに見えますが全然嘘。
健脚・軽装な人ならともかく、普通の人だと3時間~3時間半くらいかかります。
下りがまたキツイので、(休憩込みで)往復6~7時間は見ておかないといけません。



登山日:2016年10月02日
天気は薄曇り。降水確率は午前20%、午後10%くらいだったかと。
前日は小雨、最高気温は暖かめ(25度ぐらい?)だったかと。


ここいらの、南北に走る道は「鯖街道」と呼ばれていて(名前の由来は気になるなら調べねぇ)、この道路を北に向かうときに右側に比良山系の山並み、左側に葛川が並走する。
登山口付近に「明王院」というのがあり、のぼりとかあるのでわかるはず。
押しボタン式の信号、交差点で川側は橋になっていて、橋を渡った所に何か公的っぽい建物。そこに駐車場があるのでクルマはそこに止める。

橋・道路を渡ったところに公衆トイレがある。
道路渡った所を右に少し行ったところにある自販機が最終補給ポイント。
登山口は左(というかほぼ正面)だ。

用水路?の水がキレイ
少し進むと右手に「比良山荘」というお店がある。入ってないからわからないけど、その道では有名らしい。


道なりに左に折れ、橋をわたる。川がキレイ。で、右手に明王院。スルーしてそのまま真っすぐ進むと、登山口。
武奈ヶ岳のアレな所は、「イキナリ急坂」な所。
普通の山は、ちょっとずつ傾斜がきつくなり、「今から山ですよ~」感がでているものなんだけど、ここは「町」→「神社」→「山」!なので。

鬱蒼とした杉の山、階段などはなく、登山道というより獣道に毛の生えた程度・・・キツイ傾斜でナナメに登り、折り返して登って折り返して登って折り返して登ry
を、まぁ30回ぐらい繰り返す。誇張じゃなくてマジで。
コレが、時間にして1時間近く続く。
景色はひたすらこんなの

木々や風景の色合いがマシになった頃(約1時間弱登ったとこ)、ようやくちょっと平らな場所へ。倒木があるのでここで休憩。
なお、武奈ヶ岳には丸太で組んだ階段とか、休憩用のベンチとかは一切ない。

ここからさらに少し登り(傾斜はゆるくなる)、ちょっと下って沢っぽいところに出る。沢に沿って登って、そこからまたグッと傾斜がきつくなる。
ナナメに登って折れてry
盛大にカットするけど、先に休憩した所からさらに1時間ぐらい登って、ようやく少し開けたところにでる。

比良山系の山並みが美しい。
ちなみにここは、救助用ヘリポイントみたい。ヘリポートではない。降りれるほどの広さはないよ。

でもって、後で気づきましたがここまでで半分ちょっと(全行程の60%ぐらい)だったりする。マジか。

ここから更に20分ほど登って、ようやく山頂・・・「御殿山」の山頂です。
実は武奈ヶ岳は一気に山頂に行けないのである・・・。さすが比良山系最高峰。
ちな、御殿山で標高1,097m。



ちなみにワタシは09:00から登り始め、ここについた時には11:30を回っていたか。ここでお昼食べました。
ここから先に進む場合、「ワサビ峠」という所まで少し下ります。でもってまた登り。
少しばかり進むと、景色が一気に開けます。


「西南陵」という、いわゆる「稜線歩き」です。ある程度の山でないとない景色。ちなみに、そんな道幅あるワケではないので滑落注意。いや、マジで。

稜線を進んで、また少し登って・・・開けたところから最後の急斜面が現れる。


写真では微妙だけど、ここまでの疲労を考えるとほとんど壁。
で、これを登りきったら巨大な岩場・・・。


足場はかろうじてありますが、鎖とかはなし。滑落したらマジで死ねます。まぁ、短いので注意払えば大丈夫でしょうけど。
岩場を越えると、細い尾根を抜けて、あとは山頂までわずかな登り。

御殿山から40分~1時間くらいで武奈ヶ岳山頂です。

山頂は大パノラマ!・・・晴れていればw
ビミョーにガスってて、雲も多くて・・・雨は降ってないし、この日は寒くもなかったですが。。



山頂は岩だらけですが、まぁまぁ広いです。
お湯沸かしてコーヒー入れてる人がいたなー。

ワタシは13:20ごろ山頂に到着、14:00前には下山開始しました・・・が。

武奈ヶ岳のアレな所は下山です。来た道戻るのですが、まず岩場・その後の急斜面(の下り)がキツイ。さらにワサビ峠から御殿山山頂までの登りがまたキツイ。
それでも山頂からヘリポイントまで、45分か1時間弱で戻れるのですけど・・・本当にキツイのはここから。

かなり急な斜面を1時間強、下るのですが・・・足・膝の負担がハンパない。3回ぐらいすっころんで、うち1回は何十年ぶりに、足がマジでつりました。

16:00に下山。実に7時間(休憩込みですが)山中にいた事になります。

武奈ヶ岳は「日帰り登山」、「単山」(厳密には2つ登ってるので縦走ですけど)としては最も大変な部類ではないでしょうか。
なんとなく、伊吹山を下から登ればどっこいかもしれませんが・・・あそこは8合目あたりにデカイ駐車場と売店あるからなぁ・・・。まぁ、いつか挑戦してみます。

ちなみに、飲み物はポカリ1L、水500ml・・・全然足りませんでした;倍あっても適正ぐらいだったでしょう。こういうのも経験ですね;

最後に「温泉」は、北からきたなら「くつき温泉てんくう」が最寄り。
南からだと・・・あんまよい所はないです。琵琶湖大橋渡れば、守山になんぞありました。
大津方面では雄琴・・・あがりゃんせとかしかないですかね。あそこは風呂だけと考えるとちょっと高い。私は直帰しました。

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